水島氏がなくなったそうである。
我々の世代は、少年時代野球のほうがポピュラーだった。
考えてみると不思議である。
ディープ・パープルと吉田拓郎、加川良、高田渡、レッド・ツェッペリン、山口百恵などを聞きながら、「巨人の星」や「ドカベン」読んでいたのだから。
カオスだな。
50年代後半の生まれは、かなりカオス。
そういう日本で大きくなったのだよ。私達は。
市ヶ谷の法政の入試では門が倒された脇を通り、大学職員と私服の警官に受験票と顔の確認をされたものだ。当然立て看板もあった。しかし、確実に学生運動は下火になっている時代で、日々の惰眠を貪っていたものだ。
私達の上の世代は今惰眠を貪っているのだろう。私はこの40年間惰眠を貪っている。目覚めないのだよ。きっと、このままこの世を去るのだろう。
ああ、ペシミスティックになってるようだ。死ぬまで生きることにしよう。