本を読むというのは、最近つらいものがある。
５０も半ばを過ぎると、目が駄目になる。
文庫本は夜はほとんど読めない。
そこで、キンドル・ペーパーホワイトをヤフオクで手に入れた。
これが本当に良いのである。
まず、背景が白い。
文字がくっきりしている。
文字のサイズが変えられる。
こんなに良いとは思っても見なかった。
試しに、アマゾンで吉川英治の「三国志」をダウンロードしてみる。
全巻で２００円である。
安い、猛烈に安い。
今日は、関羽が曹操の元を離れるところを読んだ。
何度も読んでいるのだが、この場面は名場面である。
曹操は、敵（かたき）役として有名であるが、彼の良さが出ている。
吉川英治としては、敵（かたき）を素晴らしく書くことによって、
主人公の価値を上手く引き上げることに成功している。
関羽は一武人としても見事に描かれているのは言うまでもない。
さて、
キンドルである。
自分でPDFを作り放り込んでみた。
これは少し見難いのだが、無線機のマニュアルを放り込んでみた。
意外にマニュアルは持ち歩きにくいものである。
それが非常にコンパクトに入ってしまった。
無論、青空文庫の何冊かも入れてある。
青空文庫と言えば、片岡義男の著作がアップされているのには驚いた。
何はともあれ、暫くキンドルでの読書にはまりそうである。
