Guitars590’s blog

愚か者の力を馬鹿にしちゃあいけない。

2015-01-01から1ヶ月間の記事一覧

スプレーによる染色 ギターフィニッシングのいろいろなやり方の中で最も我々が好む染色の方法はスプレーイングである。たくさんあるフィニッシングの他の段階でも、木地に着色するときには、端材できちんと練習することである。実験では木を守るシーラーコー…

木部を直接染めなければならないいくつかの典型的なシチュエーション・マホガニーボディのギターのネック、バック、サイドを着色する場合 もしトップがスプルースで(よくあるように)ナチュラルにしたい場合、注意深くトップをマスキングすること、スプルー…

Step2;Transparent Stains on BareWood 透明な染色材での染色が、ここかあるいは後のステップ8で行われる。フィギュアド・ウッドで製作された最上級の楽器は、手で塗り広げられるか、スプレーで染められるかのどちらかで着色されるべき場所に部分的に着色さ…

Final sanding(ファイナルサンディング) Chapter8のサンディングの項目を読むこと。そして、180番あるいは220番(280番から320番をスプルースやシダートップには用いること。)のペーパで、木目の方向にファイナルサンディングをおこなう。圧縮空気を使う…

Sanding and scraping(サンディングとスクレーピング) 木の準備段階のサンディングは180〜220番以上の番手は必要ではない。木目をサンディングをし、ルータやノコギリなどの木工道具の残した跡や早期に使った粗いサンドペーパによる木目を横切ったペーパ痕…

次に、欠陥箇所のリペア。フィラーに助けを求める前に、スチームテクニックを検討してみる。上記はほとんどの凹みと軽いかき傷を盛り上がらせる。木片が欠けていなければ、単純に押すだけである。必要なものは25〜40W位のハンダごてと、ハンダごてによって木…

Clean off contaminants(汚染物質の清掃、除去) 木の準備段階に進む前に、木の表面を清掃する。特に古いギターのリフィニッシングや、楽器が手でたくさん触れられていた場合や、あなたの作業場で、シリコン、ワックス、油分が飛んでいると考えられる場合な…

Chapter9 Ten Basic Finishing Steps ここには、この本の中で取り上げるあらゆるギターフィニッシュへの取り組みのための10の基本段階がある。すべての段階を必要とはしないフィニッシュ方法もあるが、あらゆる弦楽器のフィニッシュはこれらの段階をすべて…

Pedestal buffing 固定されたバフィング・マシンを使い「ファクトリー・メイド」のような見栄えを得る最良の方法は、フランネルのバフ・パッドとバー・コンパウンドを使うことである。ギター全体にバフがけをする間に、何度もコンパウンドを付け足すことが期…

Hand rubbing 清潔なリネンのような柔らかい布を使い、バフィング・コンパウンドをつけたハンドラビングでは、素晴らしい仕上がりをもたらすことができる。折りたたんで柔らかい面を手のひらの中で出せるくらいの布を用意する。楽器の上に半インチ幅で3〜4…

Don't forget scrapers Chapter 5で紹介したように、スクレーパはフィニッシングのあらゆる場面でサンド・ペーパの様に使えるので、重要な道具である。木の表面や木目をきれいにして、完全な状態にし、傷をなくすだけでなく、スクレーパはフィニッシュも滑ら…

Wipe-sanding and color-sanding 「ワイプ・サンディング」というのは我々の呼び方で、自動車塗装業では「カラー・サンディング」と呼ばれている。ほんの小さなホコリを払い落としたり、オーバー・スプレーの部分に施したり、滑らかな表面にフィニッシュのコ…

Scuff sanding スカッフサンディングという用語は、フィニッシュの上の小さな突起(木の繊維の浮き上がり、気泡が原因であったり、ゴミが原因であったりするフィニッシュ上の小さな硬い粒)を素早く軽いドライ・サンディングで取り除く工程において使用され…

Breaking edges 塗料は鋭い角度の部分よりもカーブに良く着くものだ。製作の早い段階からフィニッシュに至るまでの間で、手によるサンディングで木のフチをそっと丸めることを学ぶのは大切である。ピックアップ・キャビティ、コントロール・キャビティ、ペグ…

Use power effectively(動力を有効に利用する) 木地であれ、フィニッシュであれ、電動サンダーやランダム・オービタル・サンダーが使えれば、実際、かなりの時間を節約できる。ランダム・オービタル・サンダーは、祖先のオービタル・サンダーや「oscillati…

CHAPTER8 Sanding and Buffing Techniques 木に対するサンディングとフィニッシュに対するサンディング、それから最終コートのバフィングなどに関するちょっとした技法を以下にまとめる。サンディングとバフィングは根気と細部への注意を必要とし、その点に…

Spray Gun MaintenanceCleaning and setup 新しいスプレー・ガンを手に入れたら、使う前に全体を掃除しておくこと。また、コンプレッサーのエア・ホースに合うメスのコネクタを購入する必要もあるかもしれない。(クイック・コネクタがよい) 倉庫に置いてあ…

Air Pressure 正しい空気圧を知ると言うことは、適正な霧を吹くために重要である。High air pressure(50psiから60psi)で吹く霧はギターの上に何をスプレーするにしろ、低い空気圧で作業するのよりも仕上がりのランクが上になる。High air pressureはラッカ…

Avoiding blushing(恥をかかないために) リターダとリターダ・シンナ(Butiyl Cellosolveは強力なリターダだ)は暑くて湿気のある状況やスプレー・ガンから水分が出された時にラッカーが恥をかかない(失敗しない)ように利用される。失敗はラッカーの中に…

Common ratios for thinning lacquers これは一般的な薄める比率である。そして公式化された内容として信頼できるものであるので受け入れて欲しいと思う。これらの仕様書はスタンダードな市販のラッカーを自分で混ぜるためのものであり、レディ・トゥ・スプ…

CHAPTER 7 Spraying Basics スプレーイングについて我々が知っていることは、すべて自己流で学んできた。(あなたにはその必要がないが)ラッカーの薄め方やスプレー用具の使い方、仕上げの段階での無数の問題をどう乗り越えるか、ということをトライ・アン…

Random-orbit sander/polishers ポリッシングのためのアタッチメントを取り付けたランダム・オービタル・サンダーは小さなショップでは素晴らしいハンドヘルド・バッファになる。(chapter 5のパワーサンダーの項を参照)軸付きのバッファを持っていなくても…

Cloths,pads,and buffs 布は液体コンパウンドでハンドポリッシングをするのに使う。綺麗で糸屑が無い使い込まれたコットンを選ぶこと。(例:Tシャツや使い込まれたフランネルのシャツなど) ハンドヘルドの電動工具のバフィングでペースト状コンパウンドを…

Liquid Compound(液体コンパウンド) 液体コンパウンドはハンドラビング(手作業)のためにある。研磨の方法としては最も安全なものである。というのは電動工具を利用して研磨すると熱を発生するが、そういったことから起こる表面のダメージを避けられるか…

Chapter 6 Materials and Tools for Buffing(バフィングのための材料と道具) プロのような品質の楽器の仕上げに必要なものは、高い光沢を出すためのバフィングと平面出しのためのサンディングに耐えられる塗装面の十分な厚さを保ちつつ、楽器の持つトーン…

Other ToolsScotch-Brite flexible abrasive pads スコッチ・ブライトは3Mの登録商標でシンセティック・スチール・ウールとも呼ばれるフレキシブルな粘着パッドのことである。非金属のファイバー素材を接着剤でパッドに貼り付けることで製作される。スチール…

Scrapers スクレーパはどんな形であっても良いのだが、0.8mm〜1.5mm位の厚さを持った平らな鉄製の物である。スクレーパのエッジは木の表面を滑らかに削り取るためにしっかりと形成され研がれることになる。そういう道具を使えば我々がギター・フィニッシュに…

Power Sanders パワー・サンダはサンディングにおいて重要な役割を果たす。腕の良い職人はフィニッシングと同じくらい木地準備が素早いし、ギター・フィニッシングの骨の折れる仕事を終わらせるのも早い。だが、その使い方が不適切であれば、それらの工具は…

Wet-sanding a finish 通常のペーパでどんなに努力を重ねてもウェット・サンディングは常にそのあるべき段階で行われるべきである。多くのフィニッシャーは、最終コートが終わった段階でスーパ・ファイン・グリッドのサンド・ペーパによるウェット・サンディ…

Dry-sanding a finish ファイナルコートに至る全てのフィニッシュ・サンディングは220番から320番くらいのno-loadペーパで、ドライで行われる。(水を使わず、ウェット・サンディングはしない)スカッフ・サンディングは素早く軽いサンディングで、フィニッ…