Guitars590’s blog

愚か者の力を馬鹿にしちゃあいけない。

寒いですね。
髪の毛は薄いのですが、床屋に行くとやはり寒いです。
おまけに、寒波の到来とか。
明日の投票率も低いのではないでしょうか?

さてさて、本日から第4章です。
第4章は道具の説明です。
例によって参考になさる方はどうぞ。

CHAPTER 4

Tools and Materials for Applying Finishes

 1930年以降、アメリカのギターはラッカーのスプレー仕上げがなされてきた。もちろん、シュラック、ポリウレタン、水性ベース塗料などのハケ塗り、タンポ仕上げ、ラッカーのハケ塗り、触媒を用いた仕上げ、などなど多くの仕上げ方がある。しかし、それらのテクニックと道具に関しては他に参考書がたくさんある。この本の目的は、ギターや他のフレットのある楽器にラッカーをスプレーして仕上げるという点で、どのようにしたらプロに近づけるかということを主眼にしている。
 あなたがスプレーフィニッシュを施すために使える多くの方法が存在する。エアゾール(缶スプレー)、コンプレッサ(圧縮空気)、タービンを使ったHVLPスプレー(High Volume Low Pressure)を含む。それぞれの方法がそれにあった道具を必要とし、それぞれに長所と短所がある。

Aerosol Spraying
 缶スプレーは、スプレーフィニッシュを始めるのに最も簡単な方法である。大げさな準備や片づけも不要だし、安く購入できる。缶スプレーはコンプレッサによるスプレーよりも表面が粗くなりがちである。つまり、平面を出すのにかなりのサンディングを必要とする。塗料が終わりに近づくと塗料が薄くなりがちになるし、吹き出す圧が低いので魚の目のような部分を作りがちだ。そうなると完成までの間にさらに塗膜が必要になり、そのための余分な乾燥時間も必要だ。いろいろ言ったけれど、缶スプレーは工場製のギターと同じニトロセルロース製品を用いている。実際にしっかりと塗られた缶スプレーは非常に素晴らしく見えるのだ。最終仕上げと、缶の中の色を用いることだけに限定しよう。根気とテクニックが必要だよ。

 Advantages Of Aerosol Splay Finishing
・スプレーフィニッシュを安価に始められる
・ラッカー、シンナーと混ぜなくてもよい
・片づけなどが不要

 Disadvantages
・色が限定される
・色々塗りたくなると、結局コストがかかる
・缶スプレーは乾いた後の表面が粗くなりがち、満足のいく結果を出すのにさらにサンデ ィングが必要