Guitars590’s blog

愚か者の力を馬鹿にしちゃあいけない。

Single-stage guns
 シングルステージ・サイフォン・フィード・ガンは引き金を引くとガンから液が噴射される。Binkの「Wren」のようなエアブラシがこのタイプの良い見本である。程よい霧と高品質のスプレーパターンを作り出し、清掃も簡単である。このシングルステージ型の唯一の欠点は空気と液のコントロールを完全にはできない点である。

Two-stage guns
 2ステージ・ガンは本当にポピュラーなサイフォン型のモデルで形もバラエティに富んでいる。値段もバラエティーに富んでおり、品質も値段に応じて得られる。サイズは3つある。
・細部やタッチアップのための小さなエア・ブラシ
・工場のラインで自動車のドアをスプレーするのに使われたり、シェーディングやカラー リングなどの楽器の仕上げに使われたりするミディアム・エアブラシ
・1Lかそれ以上入り、濃度の高いクリアを吹くのに使うスタンダード・タイプガン

 多くの職人は最低でもこれらを1つずつは持っている。2ステージガンは「2ステージトリガ」を持っているからそう呼ばれるのであって、2つの調整ノブを持っているからそう呼ばれているのではない。(ノブが3つあるものもある)これらのノブの機能はChapter 7で説明するので、自分のガンを調整して欲しい。
 トリガーを押す(引く)と最初の段階でガンの中に空気が放出され止まるのを感じるだろう。fluid-tipの周りに空気が満たされ、ニードルが穴から引き戻されるのを待っている。第2段階では、トリガーはオリフィス・シートからfluid-needleの先端を引く。(オリフィスはfluid-tipの小さな丸い穴)そして、液体を放出する。サイフォン・フィードガンならば、下にあるカップから液体が吸い上げられる。重力フィードガンならば、上にあるカップから液体は落下してくるわけだ。どちらにせよ、流れてくるエアで液体は霧状になりエアノズルからスプレーされる。
 職人は2ステージガンを好む傾向にある。というのも、彼らは高品質の仕上げを好むからだ。空気と液体の混ぜ方を、操作する人に委ねてくれるからだ。上記の道具は仕上がりに付加価値を与えてくれることだろう。ちょっと余分な時間がかかるが、これらのガンのメインテナンスをしっかりとやることだ。