Guitars590’s blog

愚か者の力を馬鹿にしちゃあいけない。

都内に潜入せよ!

詳細は明日!
昼間の表の顔でしている仕事を定時に終わらせると、男たちは集合地点にそれぞれの武器を用意し出発した。きょうは都内に深く潜行し、秘密の任務を遂行しなければならないのだ。リーダー格のT氏の所有する一見VOLVOのような装甲車で高速を100Kmプラスαで走行する。官憲に見とがめられても言い訳できるように、シートは革張り仕様にしてある。むろんラッゲージルームには私の武器である「アーマライト16(ゴルゴと同じ)」やoyoyo氏の武器である最新型GPS付きスマホ仕様の時限爆弾(ウソ)も載せてある。途中、任務のあまりの重さに耐えきれず、馬鹿話に盛り上がる。もしかすると、馬鹿話をこのメンバーでおこなうのも最後かもしれない。そう、それほど今回の任務は重いのだ。
池袋西口の目立たぬコインパーキングにVOLVOの形をした装甲車を滑り込ませる。あたりには大勢の人が行き来しているが、我々の変装があまりに上手いためか、我々はあまり目立たないようだ。しかし、ここで些細なミスに、それも我々の正体を露わにするようなミスに私は気づいてしまった。それは我々の服装があまりにカジュアルだったのだ。今日は木曜日。平日である。都内の人波に身を隠すにはあまりにカジュアルすぎる。そう、スーツ姿で都内に入るべきだったのだ。しかし、そこは海千山千のベテラン兵である。顔面の筋肉を少し弛め、バカのふりをして人波に紛れる。目標は駅周辺の飲食店である。この飲食店で牛タンを食い、ミッションを完了させねば帰れないのだ。(おそろしや)
この辺は、oyoyo氏のブログに詳しい。
VOLVOの形をした装甲車

さて、牛タンを食い終わり帰るかぁ。となったのだが、oyoyo氏がお土産が欲しいという。T氏が「じゃぁ、ふくさ屋のカステラだべ。」と言う。この科白、思ってもいなかった。私は悩みのあまり頭を抱えたのだが、幸せそうなoyoyo氏の笑顔を見ると「そうだよな、俺たちは今日、昼間の仕事が終わってから羽田に飛び、長崎に降り立ち、カステラを買って今日の夜のうちに帰ってきたんだよな。」というアリバイの科白が自然と口をついて出た。そう、任務は終わったのだ。
しかし、ここで官憲に捕まるのもまずい。車内では停車を命じられたときの確認をする。「俺たちは、今日集団就職で出てきて東京はわかんねっっす。」
コーヒーが飲みたい。誰もがそう思ったのだが、都内に潜伏している時間は長くなれば長くなるほど危険が増す。三芳のスタバでコーヒーにしよう。意見は一致した。三芳は都心から距離的にも敵の力が及びにくくなる。しかし、そこに最後の落とし穴があった。コーヒーの前にPAのトイレに入ったoyoyo氏が悲鳴を上げた。「ひえー、パンツが。パンツが・・・。」瞬時に身の危険を感じた私は臨戦態勢に入りつつスタバめがけて走った。oyoyo氏、骨は必ず拾うぞ。君は最後まで良く戦った。ふくさやのカステラはT氏M氏、そして私の3人で君のことを思い出しながら食べてやる。
カプチーノ。ちっさいやつ。」コーヒーを注文する私の声が他人の声のように聞こえる。「キャラメルマキアートください。」えっ!?oyoyo氏!生きていたのか?大丈夫か?「いやぁ、参りましたよ。個室の中のあの服とか荷物とか掛けるようなヤツ有るでしょう?なぜかあれにレースのパンティーがかかってたんですよ。」「はぁ?レースのパンティー?」私の声がまたむなしく響く。「いや、それ手に取ると隠しカメラで顔とられんだぜ。でさぁ、新聞の晒し者。」と言ったのはM氏だったかT氏だったか。

帰途の三芳PAで反省会を行うメンバー・私は写っていない
(oyoyo氏のパンティー話を聞くメンバー:BGMは何故かジャニスジョップリンのミーアンドボビーマギーだった)