Guitars590’s blog

愚か者の力を馬鹿にしちゃあいけない。

毎日話題を提供するのも大変。
そこで、暫くは上記のカテゴリーのUPで誤魔化すこととする。
詳しく書くと色々問題も出てきそうなので、必要な方は参考にどうぞと言うくらいの気持ちで・・・。
なお、途中変なところにスペースが入っていたりするが、翻訳するときに設定したページや、行数とこのブログの設定が合っていないからである。読みにくいかもしれないが・・・。

近況を少々。
ここ数日色々と発掘物があり、やる気も少しずつ出てきている。
しかし、今後どうなるかはわからない。
昨日は、久々に奥様とお出かけ。
そんなことをする気が出てきたのも、悪いことではないのではないか。
まぁ、ぼちぼちとやっていこうと思う。
では、勝手にスタート!


About the Authors

Dan Erlewine:リペアマン、文筆家、ビデオプロデューサ、ツール考案家(開発者)

 ダンのレッスンを通じてキャリアをスタートさせた多くのルシアーから評価を受けることのできる者は誰か?彼の著書や、ギタープレイヤー誌、弦楽器製作に関する本、ギターリペアのDVD全般などで、ダンはギターリペアを学びたいと思っている誰にでも、その技術を分け与えている。彼の教えは「参加して話し合おう」というスタイルであり、彼のレッスンは作業台から直に伝えられてくる:本当の顧客を相手にするリペアショップで毎日起こる問題の解答である。ダンは数々の本を著した:The Guitar Player Repair Guide,How To Make Your Electric Guitar Play Great!,Fretwork Step-By-Step,それからTrade Secret。リペアに関する彼のDVDシリーズも含めると、この本で9つの著作になる。

Don MacRostie:ショップにあふれるほどの製作ツールの巧妙なクリエイタ(開発者)

 製品開発の責任者として、スチュワート・マクドナルドでドンは常に製作者のための新しいツール・製品・新しいキットを開発している。マクロスティ・ツールは楽器製作とリペア業界全体に使用されている。ドンは、また、有名なレッド・ダイヤモンド・マンドリンを作り、世界で最高級の、もっとも美しく完成されたマンドリンの響きを作り出している。
 弦楽器を製作したり、リペアしたりする場合、DonとDanの開発したツールを、多分、毎日使っているはずだ。最新のツールや製品、スチュマックの情報に関しては、オンラインで訪問してみて欲しい。

































































Dan Erlewine による序論

 2ndエディションにおいて新しくした部分
 私たちはウォーター・ベース・フィニッシュの素晴らしい結果に手応えを得て、私たちの知識をアップデートした。そしてその知識は多くのショップの標準になりつつある。(ウォーターベース・ラッカーを使ったマーチンスタイルのフィニッシュはレシピ13と新しく加えたカラー・セクションのフォト・ストーリーを見て欲しい)カスタムカラー用のステイン・ミキシング・チャートは同じ所に入れておいた。 Dan Erlewine,2005

 この本はギターにフィニッシュをしたい人やフィニッシュをリペアしたい人ための本である。だが、バンジョーマンドリンダルシマー、その他の弦楽器にも適用できる。そして、家具のフィニッシュを楽器のフィニッシュに応用できないか?という質問に対する解答の本でもある。楽器に用いられる多くのテクニックや多くの材料を想像して欲しい。私たちの手仕事でおこなわれる楽器のフィニッシュは非常に特別なものなのだ。家具職人は、椅子がどんな音を出すのかなんて心配しちゃあいない。
 楽器のフィニッシュがどのようになされるのか、ということの基本を一度つかめば、あなたはスクラッチをどのように補修するか、ビンテージ物のリフィニッシュをどうするか、タッチアップのアプローチ、リペアワークなど自信を持っておこなうことができるようになるだろう。
 もちろんスチュワートマクドナルドのスタッフがフィニッシュを試している。ドンと私は両手両足を使い一緒にかなり深く突っ込んだところまで試している。1986年に私がスチュワートマクドナルドに加わったとき、私たちは楽器製作とリペアに関して20年分位の経験を持ってた。私たちはスチュワートマクドナルドR&Dチームとして、それぞれの経験を共有することに時間を費やした。驚いたことに、私たちの議論はフィニッシュの話に行き着くまで、いつも終わらなかった。この本は必然の運命だったのだ。
 仕上げツール・製品・テクニックに関する話題は、1930年代から最も一般的なギター・フィニッシュであったニトロセルロースについて話し合うことが多かった。私たちはその代用となる製品に関する情報も皆さんに分け与えたいと思う。技術の大きな変更を必要としないウォーターベースのラッカーや自動車業界の製品などがそれにあたる。というのは、それらの製品はあらゆる場面で実行が可能なオプションだからだ。・・・特に、それらはギター以外の物に対する仕上げ材料だと思っている人とっては・・・私たちは直接助けることはできないが、オイルやフレンチポリッシュや、バーニッシュなどの様に様々な手作業による応用として触れていきたい。
 フィニッシュにおける様々な材料は、技術革新と環境に対する要望によって、急速に進歩している。多くの技術革新は良いニュースをもたらしてくれる。現代の製品がずらりと並んでいると、あなたは軽い目眩を起こすだろう。でも、目眩なんか起こす必要はない!
















































これらの技術革新は過去を覆い隠すという意味にはならない;未だに古き良きフィニッシュを複製できるし、時としてよい結果をもたらしてくれる。
 この本は、道具の扱いからプロのような楽器の仕上がりをもたらす技術までをあなたにもたらすはずだ。仕上げのための材料と設備は、科学的な知識を必要としない用語で説明してある。
 長所と短所の両方を学ぶことで、特殊なフィニッシュ(仕上げ)を、何故、どうして使うのか、いつ使ったらいいのか、を学べるはずだ。あなたが始めるにあたり、マーチンやギブソンフェンダー、その他のメーカーで使われた一般的なギターフィニッシュの再生を、私たちがどのようにおこなったか、を見てもらうためのセクションを付け加えた。あなた自身の創作のための発射台として使って欲しい。
 あなたが細部にこだわらない頑固者だったとしても、「ホコリ」と塗料まみれになったとしても、週末を楽しく過ごすためのリストにフィニッシュは載るだろう。フィニッシュは面白いものなのだ。そして、あなたがのめり込もうが、道楽半分だろうが、こいつはある意味、仕事であるということは、間違いないのだ。
 仕上がるまで終わらないよ、いいかい?
                    Dan Erlewine
                    アテネオハイオ
                          1998






























































































安全に関する注意
この本のどの部分に進むにせよ、その前に、この安全に関する重要な注意書きを読むこと。
木工作業所で注意深くなりすぎる必要はない。可燃物の周りや仕上げ作業をする場合は別だが。バーニッシュ、オイル、シュラック、ラッカー、ラッカー・シンナー、鉱物油、変性アルコール、その他の溶剤などは有毒であり、可燃性を有している。これらは必要な知識を持って、換気に十分注意した難燃性の場所で扱われるべきである。以下に述べることを含め、この本を通してあらゆる安全対策に十分な注意をはらうこと。
 ◆仕事場と乾燥場には十分な換気装置を設置すること。新鮮な空気の取り入れ口と火花  の散らない換気用の防電換気扇はどんなショップでも必要だ。
 ◆各部屋に消火器を設置し、しっかりチェックすること。
 ◆溶剤やフィニッシュをスプレーする都度、チャコール・フィルターのマスクを着ける  こと。また、溶剤ベースの塗料をスプレーしたり、混ぜたりするときもスプレーブー  スの中に気体が充満するので注意すること。
 ◆木をサンディングする段階では、防塵マスクを着けること。溶剤ベースのフィニッシ  ュをドライサンディングする間も防塵マスクを着けること。
 ◆溶剤やエポキシ、スーパーボンド、その他溶剤ベースの材料を扱うときにはラバー製  の手袋を着けること。
 ◆購入した材料は、熱や火花、炎、子供たちから離れた乾燥した冷暗所に保存すること。  私たちは鍵のかかるスチールキャビネットに仕舞っている。
 ◆目を保護するメガネをかけなさい。特に道具を使うときや化学製品を扱うときに利用  すること。