今日は、ナットスロットを切ります。
と、その前に昨日作ったフロント用のエスカッションが捻じれていました。
そのまま修正をしないで・・・。と思ったのですが、接着し直します。
やはり端材を使ってリングを作るのは難しいですが、今回は実験的にやってみます。
駄目なら、板材から作り直せばいいのですから。
次は、ナットスロットを切ります。
私独自のやり方なので、これが一般的だと思わないようにしてください。
当然、ギブソン系のギターを作る場合はまた違ってきます。
まず、スロットの両側をマスキングします。
次に、ナットスロットの幅の端材を用意し、両面テープで180番のサンド・ペーパを貼っておきます。
これはナットスロットの底面を平らにするのに使います。
フレット磨くときに使うプレートを用意し、写真のように切り込みに挿入します。
これをガイドにして、鋸でスロットになる部分を切っていきます。
するとこんな風になります。
あとは残った部分を彫刻刀で彫ります。
この時も、ほかの部分を彫り落さないように、フレット磨きをフェンスにして作業します。
彫刻刀は切れなくなったら研げばいいのですから、フレット磨きにあたっても気にしません。
作業を進めると下の写真のようになってきます。
こうなったらあと一息です。
先ほど用意しておいた端材にサンドペーパを付けたものでスロット内に残った部分を削り取っていきます。
下の写真は、途中ですが参考までに。
テープがあるとわかりにくいので、テープを取り去った写真も一枚。
スロット内の両脇の鋸のラインが消えれば完了です。
安売りのナットをのせてみましょう。
このナットは、フェンダーの指板Rに合わせてあるので、上面を削ってギブソンRに後ほど合わせます。
ナット・スロットの完成です。
次回は、フレット関連の作業になります。