Guitars590’s blog

愚か者の力を馬鹿にしちゃあいけない。

GRAIN FILLER

グレインフィラー(グレインウッドフィラーとも言う)は、油性と水性がある。着色して木の色調や色のコントラスト付けることができる。グレインフィラーを木目(導管)を埋めようとするためだけに使うならば、初心者は油性・水性のどちらを試してみても良いだろう。表面にフィニッシュを塗る前に、グレインフィラーは拭き取られ、また、サンディングされるものである。
oil-base grain filler(油性グレインフィラー
 油性のグレインフィラーは珪酸(silex)を加えたり、ナフサや鉱物アルコール(mineral spirits)で薄めて油性塗料仕上げのベースになる。ナフサで薄められたフィラーは鉱物アルコールで薄められたフィラーよりも乾燥が早い。二つの溶剤は混ぜることで乾燥時間をコントロールすることもできる。油性フィラーは水性のフィラーよりも容易に扱うことができる。というのも、木材の表面から、塗りすぎたフィラーを取り除くのに十分な時間がとれるくらい、ゆっくりと乾燥するからだ。(さらに、ナフサや鉱物アルコールの乾燥時間を遅らせるのに、亜麻仁油を混ぜることもできる)一旦フィラーがバーニッシュベースとして木材に塗られると、木材には着色しにくくなる。従って、たとえ同じ着色剤を使用したとしても、着色された後の木部へのリペアは、難しくなる。
 油性のフィラーは2段階で乾燥する。最初の変化は、塗ってから5から10分程度の時間で始まる。この段階では、フィラーは部分的に乾き始め、表面にいくらか塗り跡があるくらいであるが、木目(導管)からフィラーを引きずり出すことなく、余分なフィラーを取り除くことができる。
 第2段階は、油成分が完全に乾いたときだ。塗ってから最低でも3から5日くらいは待たなくてはならない。
ADVANTAGES OF OIL-BASED FILLER(油性フィラーの長所)
・水性フィラーよりもゆっくり乾燥するので、非常に塗りやすい。(作業性が良い)
・現在まで長い間使われているので、抵抗なく使える。
・良い色で使える。(発色がよい)
DISADVANTAGE(短所)
・油分があるので、後からの着色が難しい。(水性着色剤は、はじかれる)
・リペアが難しい。
・完全に乾くのに時間がかかる。(数日おかなければならない)

以上、油性フィラーのお話。多少、意訳のところもあったり、持っている辞書が古くて対応し切れていないところもあるが、おおむね上記の通りだと思う。ま、参考になれば幸いである。このところ、ここを訪れてくれる方々は検索サイトから訪れてくれているかたが増えているようである。これもありがたいことだが、果たしてすべてのかたに有効な情報を提供しているとは言い難い。それは、ブログというものの本質が個人のモノを晒しているだけという現実と大きく関係している。ここは、非常に偏った情報の発信地であり、その情報はすべてが正しいワケではないし、万人に必要な情報でもない。今回の翻訳にしても、自分のメモ代わりにここを使っているに過ぎない。当然のことであるが過剰な期待やご要望にすべて添えるモノではない。