Guitars590’s blog

愚か者の力を馬鹿にしちゃあいけない。

Clean off contaminants(汚染物質の清掃、除去)
 木の準備段階に進む前に、木の表面を清掃する。特に古いギターのリフィニッシングや、楽器が手でたくさん触れられていた場合や、あなたの作業場で、シリコン、ワックス、油分が飛んでいると考えられる場合など。使った木がカンナで厚さを整えられていたり、のこぎりやカンナ、台カンナ、木の表面を処理するナイフやカッターなどには、ワックスやシリコンがスプレーされていたりするし、製材所などでシリコンやワックスがかけられた道具で製材されている可能性もある。また、作業場で汚染物質が移動することもある。
 新しい木を清掃する場合。3種類の別々の綺麗な布で表面を拭く。以下の順でクリーナー剤で湿らせて(ポタポタたれてはいけない)利用する。(1)ワックスを除去するナフサ(2)シリコンを除去するミネラルスピリッツ(工業アルコール)(3)アンモニアと水(1クォートのお湯に普通のアンモニアを4分の1カップ)で表面に残ったミネラルスピリッツ(工業アルコール)とシリコンを拭き取る。この順番で木を清掃すること。そうすれば、魚の目になったりフィニッシュ塗料が定着しない、などという問題点から解放されるはずだ。
 リフィニッシュウッドを清掃する場合(科学的に薬剤で剥離されたギター)。5種類の別々の綺麗な布で表面を拭く。以下の順で、クリーナー剤で布を湿らせて利用する。(1)全体的なカスと剥離の残りを綺麗にするためと、剥離が進行するのを止めるために、お湯で全体を拭き取る(2)前の塗料の残りカスを除去するためのラッカーシンナー(あるいは他の最適な溶剤)(3)シュラック全体とアルコールに溶ける染料を除去するためのアルコール(4)シリコンを取り除く助けになるミネラルスピリッツ(工業アルコール)、そして(5)上で触れたアンモニアと水の混合物

Performing a close inspection (近くで見ることの実行)
 近くでよく見ることは、注意深いサンディングを必要とする部分を探すために特別に必要とされる。また、チップ、凹み、沈み込み、かき傷、バインディングに関わる問題、接着剤のはみ出しや汚れ、などの比較的大きな問題などを探すのにも大切である。見たものに対して、あなた自身が正直であること。ここで見逃したものは、後々、とんでもない出来ばえとなる。
 水で木を濡らし、でこぼこがわかりやすいようにする。水あるいはナフサ(ナフサは木目を浮き上がらせない)で湿らせた布を使う。接着剤のはみ出たものや、また、木が濡れなければ、普段は見えないような汚れが目立つようになる。木の準備の最終段階まで、こういった欠点を見つけられなかったら、欠点を取り除く段階まで戻らなければならないだろう。

Repairing imperfections(欠陥のリペア)
 この段階は、新しい製作には不要に思われるかもしれない。しかし、偶然傷つけることもあるし、全く残留物を残さずに製作することは非常に難しい。たくさんは見つけられないかもしれない。リフィニッシュワークは、別の話だ。しばしば、広範囲にわたるリペア作業を必要とする。
 表面の接着剤のカスを全て取り去ることから始めよう。適した溶剤でその部分を湿らせ、接着剤を柔らかくする。そして、掻き取る、洗浄する、あるいは拭い去る。(一旦硬化するとエポキシはスクレーピングかサンディングでしか取り除けない)親指や他の爪が接着剤のリムーバーとして適している。

  表が入る