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　Mixing with alchol
　　液体着色剤は、多くのアルコール溶剤に溶け込むことができる。アルコールステインは、サンバーストを塗る場合、水溶性着色剤よりも優れている。窪みの跡がさほど大きくない場合、乾燥が速やかなので、しみ通りにくく、染料を溶かさない性質なので、「色を動かせる」ことに感謝すべきである。
　溶剤として混ぜ合わせることは、アルコール、メタノール、グレインアルコール（エタノール）、NGR薄め液などの性質を変えるという意味を含んでいる。NGR薄め液はよい選択である。というのは、すり込むのにも使えるし、スプレーするのにも使えるし、自分自身のshaderやtonerを作るときに直接ラッカーに加えることもできる。
　アルコール染料は、木目を持ち上げない。それは、素早く揮発するので、水が木目に留まるようには木目に留まらないからだ。NGR薄め液は、グリコール・エーテルを添加したアルコール溶剤である。グリコール・エーテルは遅延剤としても働く。乾燥時間が遅れるので、拭き取り跡が目立ちにくくなる。グリコールエーテルは乾燥時間を延ばすのでラッカーの遅延剤なのだ。また、普通では調和しない２つの薬品を混ぜるのに使われる「間を埋める溶剤」でもある。こんな理由から、shaderからtonerを作るのに、多量のNGRをラッカーに加えることができる。ステインに多量のアルコールが入っていたとしても、だ。（問題による、ということだ）
　木地に塗られた着色剤は、木目（導管）に吸収される。もし、木目が最初のトップコート前に適切に処理されていなかったら、着色剤は未乾燥のフィニッシュに染みこんでしまう。これが、トップコートに不可溶性の着色剤を使うのが都合がよいという理由である。残念ながら、完全にアルコールステインをシールしたままにはできない。しかし、ビニールシーラーやクリアラッカーやシュラックは、スプレーされて乾燥したらシーラーとしてよい仕事をするだろう。

　アルコールステインの否定的な側面
・アルコールステインは、もし、つぶつぶの穴が開いた場合、簡単にはタッチアップでき　ない。アルコール溶剤は周囲のフィニッシュを溶かすからだ。つぶつぶの穴の縁の色を　２倍に濃くしてしまう。
・アルコールステインは、ラッカーによって溶けてしまう。そして、ラッカーフィニッシ　ュやバインディングに染みこんでしまう。（水溶性ラッカーにも僅かに染みこむ）