この間出席した結婚式の引き出物は、最近流行のカタログ形式のモノ。自分で選び葉書を出すと品物が送られて来るというモノ。カタログ好きの私は、昨日寝る前にあれにしようかこれにしようか迷いながら見ていました。すると或る恐ろしいことに気が付いたのです。品物はこぎれいな写真と簡単なコメント、注文番号、そしてどこで作られたか、が書いてあります。９５パーセント以上が「中国製」ではありませんか！おいおい、あの輝く「Ｍａｄｅ ｉｎ Ｊａｐａｎの文字はどこへ行った・・・？もうガックシ。この国は、自らモノを作ることを放棄したのでしょうか？そういえば、数年後の団塊の世代の退職後にはさらに物作りをする人が減るとか・・・。自動車の下請けも組み立て工場も海外だし。もっと言おうか、食べ物だって輸入に頼りっきりジャンか？この国は、どうなっていくんだろう？食糧の自給もしない、エネルギーの自給もできない、物作りもしない国。まるで空中に浮かんでいるような国。非常に危うい気がする。政府は小さな政府を目指してはいる。しかし、小さな政府と言うだけでは、将来のビジョンが無さすぎる。５０年後、１００年後の日本はどうなっているのだろうか？アジアの中で、隣人たちは確実に競争力を付けている。競争が出来なくなったとき、（隣人がこの国のレベルを超えたとき）この国はどうなるのだろう。いや、既に競争力が無くなっているという声も。国の構造を変えるのも大いに結構。しかし、将来の展望だけは、しっかりとお願いしたいモノである。
Ｐ．Ｓ．奈良の工房は「クラフトＭ」です。ヤフーで検索かけるとＨＰに行き着けます。
