Guitars590’s blog

愚か者の力を馬鹿にしちゃあいけない。

Optimum spraying conditions(スプレーイングの最適条件)
 シーラーとトップコートの両方とも25℃の気温と45〜50%の相対湿度で最も良い結果を出す。この環境の戸外での作業は、理想的な結果にはなりにくい。それは、作業中に湿度や温度が変化するからだ。例えば、スプレーイングをしているときに、だんだん気温が上がると、湿度はだんだん下がる。それが早すぎる蒸発の原因となる。そして、副溶剤がレジンの適切な融合をさせるのには、時間的に不十分になってしまう。これに対して、気温がだんだん下がると、湿度はだんだん上がる。すると、乾燥がゆっくりになって、塗膜の質の損傷の原因になる。サイフォンフィードガンには1,8mmのチップサイズを、重力フィードガンには1,3mmのチップを使うことを勧める。これは、塗料の適切な気化のために重要である。そして、濡れたように輝くフィルムの厚さを作るのにも重要なのだ。油分や汚れが無く、乾いたエアーは、常にあらゆるスプレーフィニッシュに必要である。というのは、木の表面と圧縮空気に汚れがない状態でこそ、濡れたような塗膜が得られるからだ。ゴミは塗料の表面に張りができない原因になり、表面の適切な張りには良いガンが必要なのだ。おおよそ、40〜60psiくらいの圧を重力フィードガンには勧める。製造元が重力フィードガンやHVLPガンに対して、お勧めの数値があれば勿論その数値を使うことだ。
 ウォーターベースラッカー/サンディングシーラーの長所
・透明性;都合のよいことに、ニトロセルロースラッカーと同等である
・硬度;鉛筆の6H位、これは多くのニトロセルロース製品と同等である
・溶剤が少ない、VOCsを発生しない
・乾くとき臭いがきつくない
・早く乾き、サンディングしやすい
・リペアワークでニトロセルロースラッカーに滴を落とすようにして使うことができる
 短所
・シーラーの層を突き抜けてサンディングをすると、「証拠の線(witnessline)」が出現す るが、次に施されるコートで消える