Guitars590’s blog

愚か者の力を馬鹿にしちゃあいけない。

Step7:Solid Color Coats
 あなたがずっと待ち望んできた役職の最初のコートである。スプレーを楽しみなさい。先は長くはない。着色の1回か2回のコートで通常全体がカバーされる。
 塗膜が濡れたようになり、塗りやすくなるように、着色ラッカーを薄めなさい。Chapter7で述べたように、トップコートラッカーを薄めるのと同じにする。ラッカー2に対して薄め液1というのが通常の割り方(薄め方)である。できる限り少ない着色剤でスプレーすることが目的である。(着色されたラッカーは高価であり、全体を薄く仕上げたいからである)ピグメントがラッカー全体に行き渡るように、色が均一になるように(タッチアップ時に重要である)よく混ぜる。そうすると、プライマーやアンダーコートが透けて見えるような塗面の薄い部分ができずに、よい塗面を得られる。もし、充分に薄め液を使っても粗い石目ができたり、完全に乾燥を得られなかったら、クリアフィニッシュコートよりも、フィニッシュ剤にピグメントを加えることによってカラーコートを施すことが一般的である。
 適切な準備ができていても、できることならホコリを取り除く必要がなければカラーコート面にサンディングはしたくない。サンディングが必要ならば、白いアンダーコートの下まで突き抜けることは避けるように注意が必要だ。もしそうなったとしても、あなたは楽器全体にスプレーする必要は無い。あなたは塗色が合っていなかったり、異なるロットの塗料を使ったり、サンディングで突き通してしまった塗面に対する塗料が充分に混ぜられていなかったり、色が沈殿していなかったりする場合を除いては、狭い範囲のタッチアップをするだけでよい。もし上記の様な場合は、全体をスプレーでコートし直す。
 一般的にアクリルラッカーはコートとコートの間、サンディングやバフィングする前に、より長い乾燥時間を必要とする。ニトロセルロースラッカーはアクリルよりもやや早く硬化するが、時間を与えれば、より硬く仕上がる。単色の塗料とは言っても、合成物であるということを念頭におくこと。一つの楽器であっても、Step5・6・7・8・9を必要とする!(レシピセクションのキャンディアップルやレイクプラシッドブルーメタリックのフィニッシュをチェックすること)