Guitars590’s blog

愚か者の力を馬鹿にしちゃあいけない。

好事魔多し

Guyatone GA-120のリペア(と言っても、真空管の足を磨いて壁紙をちょこっと貼っただけだが)に気をよくして、初号機(キャビネット付きの方)君のツインリバーブに手をかけてやろうかと思った次第である。
まずoyoyo氏に借りたバイアスマスター君でバイアス測定。
7番管

8番管

9番管

10番管

あらら・・・。全部低すぎないかい?おかしいなぁ。で、バイアスのポットを回す。うわ、これは左右のバランスを調節するだけじゃん!つまり7番と8番、9番と10番をセットにして7と8の方を上げると9と10の方が下がっちゃうのね。これは深さを変化させるように改造しなくちゃ!なんぞと思ってブラックフェイス化かなぁ?なんてにやけていたら、プリ管のアルミシールドの上の穴から白い色が見える。白い色?あり得ないでしょう?と思い、総てシールドを外すと、とんでもない光景が!

1番管と2番管のゲッターが白濁!

さらに5番管のゲッターも白濁!「艦長我が艦は浸水しています!」
まるで「沈黙の艦隊」か「亡国のイージス」状態である。ずいぶん前に初号機のトレモロビブラートチャンネルが沈黙した理由はこれか?
本日、職場でoyoyo氏に写真を見せながら相談したが、写真では当然原因も分からず・・・。さらに、このシャーシ上に珍妙なポットを発見。これは気づかなかった私も私であるが。

こいつは、回路図を見てもどこにもかかれていないのである。2番管に繋がっている。こいつはいったい何?
もう、わけ解らず状態。でも、ま、こんな時のために(本当か?)零号機君が居るわけですよ。取り敢えず、零号機君をキャビネットに突っ込もう!おっと、その前に、ガリのあるポットを交換するべぇ。

と、取り敢えずの方向にいつもながら逃げ込む590Guitarsであった。