精神の問題である。
日本人の精神は、安定しているのだろうか?
そもそも「精神の安定」の前に不安定を定義しないとならないか?
まあ、本来ならばそうしなければならないだろうが、一般論として。
現在の社会に対して、暴動だとかを起こさずにいるということは、不安定の要素を持ちつつも持ちこたえている状況なのだろう。ただ前向きに持ちこたえているかというと、どうもそんな気はしないのだ。今の日本人を支配しているのは「諦め」「諦観」ではないか?政治や社会に対しての諦観、人生に対しての諦観。そういったものが日本人を支配してはいないか。だれも将来への明るい兆しを提示してはくれない。自ら明るい兆しを探さなければならない。日本人は、この「自ら」を忘れて久しいように思う。与えられることに慣れてしまい、自ら切り開くということを思い出さねばならないのだろう。