シド・バレットが亡くなったそうである。11日に関係者が明らかにしたそうだ。数日前に亡くなっていたそうで、発表が11日。シド・バレットといえば、ピンク・フロイドのオリジナルメンバーで、麻薬の中毒になったり波乱の人生だったはずである。60歳だったそうだ。シド・バレットが60歳かぁ。でもそうだよなぁ、と言う気がする。思えば鬼籍に入ったアーティストは非常に多い。そうした彼らを含めて60歳位から、それ以上の人たちを第一世代と考えると、ロックも歴史を感じる。私たちの世代はそういう彼らを仰ぎ見て育った第二世代と言えるだろう。十代の頃二十代の彼らを見ていたのだ。レコードの音に聞き耳を立てていたのである。国産の楽器を金を貯めて買っていたのである。それが今ではどうか？自分自身が50代に突入まであとわずかである。世の中のしがらみの中でよたよたしながらも自分を見失わずに生きている。金は仕事をするからそれなりに入ってくる。しかし金と引き替えに何か大切なものを失っていないか？心まで金と引き替えにしていないか？そんなことを、しみじみと考えさせるニュースだった。
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男の道具、四方反鉋
