Guitars590’s blog

愚か者の力を馬鹿にしちゃあいけない。

モディファイ(20万HIT記念)

銀から黒い顔にTwinReverbをコンバージョンする。まだ、FigはUPしてません。
みなさん、ご無沙汰しています。
先週から眩暈が再発し、PCに向かうと船酔い状態になっていました。
通院し大分状況は良くなってきました。
そこで、以前訳しておいたモディファイの方法をUPしてみました。
テキスト打ちしていたモノをUPしたので読みにくいかもしれません。
ご容赦のほどを。では、始めましょう。
おっとその前にお約束。
これを読んで作業を行った結果、作業者やその住居、或いはその家族に重大な被害、または人命に関わることが起こったとしてもこのブログの記述者である私は一切の責任を負うことはできません。やるときはご自身の技量を把握しおこなってください。まぁ、シルバーフェイスをブラックフェイスにモディファイしようなんてやつはいないと思いますが、念のため。アメリカではシルバーフェイス、結構安いらしいです。

4つのシンプルなステップを踏むことで、シルバーフェイスツインをブラックフェイスツインにコンバージョンする。
1,バイアスサプライ部分の配線し直しと220kΩの抵抗を2つ加える。
2,フェイズインバータのコンデンサ1個と抵抗5個を置き換える。
3,4個の小さなコンデンサを移動する。(付いていない場合もある)
4,パワーサプライ部の2つの抵抗を置き換える。

 あなたがやろうとすることとが何なのか、あなた自身がはっきりと理解できるまで、モディファイ作業をしてはならない。プラグは常にコンセントから外しておき、電気ショックを受けないように、パワーコンデンサ(弁当箱の中のコンデンサ)を放電させておくこと。

 すべての準備が整ったら、キャビネットからシャーシを外し、ワークベンチにセットしよう。その時は、アンプのフロントフェイス側を向こうにして、バックパネルが自分に近くなるように置く。当然、配線が見えるように置く。

1 バイアスサプライ部分の配線のし直しと220kΩの抵抗を2つ加える。Fig1を見てシャーシの中のどの部分か確認する。

 A:68kの抵抗(ブルー・グレー・オレンジ)2個を外す。時として100kの値(茶・黒・黄)が取り付けられている。どの値であれ2個の抵抗は外す。
 B:220kΩ(1/2W5%かそれ以上)の抵抗2個を付け加える。1個はFとGの間に。もう1個はEとGの間に。
 C:A点に繋がっている抵抗とコンデンサをB点に移動する。
 D:C点に繋がっている抵抗のリード線をD点に移動し、D点に繋がっていたリード線をC点に移動する。

ステップ1の作業の結果、Fig2の様になっているはずだ。

2 フェイズインバータ部のコンデンサ1個と、5個の抵抗を置き換える。Fig3を見て、シャーシの中からこの部分を見つける。Fig3は初期状態(1の作業前)である。

 A:HからIに向かう47kの抵抗(黄・紫・オレンジ)を100k(1/2W5%かそれ以上)の抵抗に置き換える。
 B:HからJに向かう47kの抵抗を82k(1/2W5%かそれ以上)の抵抗に置き換える。
 C:KからOに向かう330k(オレンジ・オレンジ・黄)の抵抗を1M・1/2Wの抵抗に置き換える。
 D:MからOに向かう330kの抵抗を1M・1/2Wの抵抗に置き換える。
 E:OからLに向かう270k(赤・紫・茶)の抵抗を470Ω・1/2Wの抵抗に置き換える。この部分にフェンダーは様々な異なった値を用いている。680Ωだとか、それ以外の値であったとしても、単純に470Ωに置き換える。
 F:MからNに向かうコンデンサを0.001μF・400Vのセラミックコンデンサに置き換える。シャーシによっては既にこの値のものが取り付けられている場合もあるが、多くのシャーシでは0.01μFになっている。もし、0.001μF・400Vのセラミックコンデンサが取り付けられているシャーシならば、そのままにしておくこと。Fig4に注目すること。ステップ2が終了したらFig4の様になっている。

3 4個の小さなコンデンサを動かす。(私のTwinReverbには付いていない)
 A:4本のパワーチューブのそれぞれの1番ピンに注目する。4本のうちの2本から1番ピンからグラウンドに向けて2000pFのコンデンサが繋がっているはずだ。通常は8番ピンでグラウンドに繋がっている。これらのコンデンサをカットして取り除く。
 B:バックパネルのリバーブペダルジャックに注目する。シャーシの内側に220k(赤・赤・黄)の抵抗と0.002のコンデンサがリバーブペダルジャックからグラウンドに繋がっているのが見えるはずだ。抵抗はそのままに、コンデンサを取り除く。
 C:早い段階で配線し直した基板上のフェイズインバータ部に注目する。一対のコンポーネント右側にオプトカプラが見えるはずだ。(黒のチューブの中でネオンライトバルブに依存する抵抗が入っている)オプトカプラ左下には0.002μFのコンデンサが繋がった10MΩ(茶・黒・青)の抵抗があるはずだ。10MΩの抵抗はそのままに、コンデンサを取り除く。

4 パワーサプライの2つの抵抗を置き換える。シャーシをひっくり返して(メイン基板が下になる)、シャーシにスクリューで留められている4×6インチのキャップパン(弁当箱)を見つける。弁当箱を留めている4本のスクリューを抜く。弁当箱の内側の基板上にある2.2k(赤・赤・赤)と10k(茶・黒・オレンジ)の抵抗を探す。
 A:2.2kの抵抗を1k(1W)の抵抗に置き換える。
 B:10kの抵抗を4.7k(1W)の抵抗に置き換える。
基板上に載っているフィルターキャパシタをチェックするのにも良いチャンスである。+側を見てみよう。もし、一本でも液漏れやその痕跡があれば、同一の値の新しいコンデンサに入れ替える。

 これで終了である。そうは言っても、シャーシに戻す前にバイアスを調整する必要がある。簡単な方法は、ACラインコードを壁のコンセントに差し、パワースイッチを入れ、しばらくしてからスタンバイスイッチをスタンバイモードにし、Fig4のポイントGとグラウンドの間の電圧を測定することだ。メーターの表示がマイナス44Vからマイナス50Vの間になるように、バイアスポットで調整する。もし、上記のバイアスレンジの間にバイアス調整ができなければ、(Fig2のポイントPにある)バイアスポットとグラウンドを繋いでいる15kΩの抵抗を22kΩの抵抗に変更する必要があるだろう。この作業が必要となるのは、非常に希なケースである。アンプのバイアスを設定する方法は他にもあるがここでは触れない。
 シャーシをキャビネットに戻し、「新しい」アンプを聞いてみよう。

必要な部品
1 220kΩ(1/2W5%かそれ以上)2本
2 100KΩ(1/2W5%かそれ以上)82kΩ(1/2W5%かそれ以上)各1本
  1MΩ(1/2W5%かそれ以上)2本
  470Ω(1/2W5%かそれ以上)1本
  0.001μF・400Vのセラミックコンデンサ 1本
3 なし
4 1kΩ(1W) 1本
  4.7kΩ(1W) 1本