Guitars590’s blog

愚か者の力を馬鹿にしちゃあいけない。

safety precaution (安全のために)
 揮発性フィニッシュの中で、1ガロン当たりの揮発性有機溶剤の量が非常に低減されたとは言っても、ウォーターベースラッカーは、毒性や臭気を全く含んでいないということではない。実際、ニトロセルロースラッカーに含まれているほどは含まれてはいないが、非常に微量ではあるが存在している。溶剤シンナーで希釈するというよりは、水で希釈されているだけだ。
 ウォーターベースフィニッシュは、可燃性が無く、水で薄めたり、清掃ができ、溶剤ラッカーよりも毒性が少ない、とはいっても、私たちは以下に示すような溶剤フィニッシュの時と同様の安全対策をとっている。それは、良い条件の換気、認証された防毒マスクの着用、有害な臭気が抜けるまで別部屋での乾燥、スプレーガンにフィニッシュ剤を注いだり、掃除するときや、フィニッシュ剤をスプレーするときなど乾燥していない剤に触れる場合の防御手袋の着用、さらに、ウェットサンディングやドライサンディングの時も手袋を着ける。(形成されたフィニッシュが硬化した後のアクリルであれ、それが溶剤フリーであっても、サンディングのホコリや小さなゴミが付着することを好まないので)フィニッシュ剤をスプレーするということは、空気中に気化した液体を結果として出現させる。気化物質に対する優れたマスクは、この空気中の成分を吸い込むことを防ぐことになっている。さらに、換気扇は、この有害な物質を部屋から吸い出すのに利用される。一旦、フィニッシュの塗膜が形成され乾燥が進むと、副溶剤が部屋の中に気化する。別の部屋で仕事をすることで、気化物質を避けること、または、確実に換気できる装置を部屋に備えつけること。スプレーのための道具は、スプレーの各段階が終了したら掃除すること。これは、スプレーカップの中の物質をコンテナの中に注ぎ、カップの中を空にして、お湯を使って、塗料に触れたガンの部品をすべて洗浄することを意味している。その後、ガンやカップの部品を全部乾かす。とてつもなく時間がかかるわけではない。ガンの中で塗料が乾き、狭いところで固着したものを洗浄する時間よりも、遙かに短い時間で終わる。