Guitars590’s blog

愚か者の力を馬鹿にしちゃあいけない。

Hand rubbing
 清潔なリネンのような柔らかい布を使い、バフィング・コンパウンドをつけたハンドラビングでは、素晴らしい仕上がりをもたらすことができる。折りたたんで柔らかい面を手のひらの中で出せるくらいの布を用意する。楽器の上に半インチ幅で3〜4インチくらいの長さで液体コンパウンドを出す。そして、磨くたびにパッドで少しずつ使っていくようにする。円を描くように磨く。パッドとコンパウンドが馴染んでくると、素早く上手に磨けるようになるはずだ。木目を横切るように磨いたり、木目に沿って磨いたり、8の字を描くように磨いたりする。これらの磨き方の組み合わせで、どんなに難しい場所でも磨き上げられるはずだ。
 必要もないのにコンパウンドをひっきりなしに出して、使ってはいけない。コンパウンドに湿り気がなくなり、固まるようになってきたら、布やパッドを適切に取り替えることだ。ポリッシングを始めて暫くすると、布きれは温かくなって乾いたような感じになってくる。しかし、輝きを与えてくれているのなら、コンパウンドを増量することはない。Fホールの周囲やカッタウェイの内側、ペグヘッドの角など、小さかったり塗料の薄い部分を磨くときは、布のバッキングとして自分の手を使ってみることだ。一カ所を長い間磨き続けてはいけない;手作業であっても熱を持ち始める。熱はフィニッシュを柔らかくし、動かしてしまう原因である。

Buffing with an electric drill or random-orbit-sander
 5インチから6インチのラバーパッドやラムウール「ボンネット」あるいはプラスティックのバッキングの付いたスポンジパッドは、可変スピードの電動ハンドドリルに取り付けると良い仕事をしてくれる。何を選ぶにせよ、コンパウンドの粒子ごとにパッドを使い分けること。そして、コンパウンドを混ぜないこと。
 ハンドポリッシングでは、フィニッシュの表面にコンパウンドを出すわけだが、布でコンパウンドを少しずつ使うときには、ゆっくりと動かすことだ!ペーストが一番良いのだが、小さなハネを気にしないのならば、液状コンパウンドも使える。パッドが吸い込めるくらいの少量を一度に使うこと。スピードをだんだん速くすると同時に下方向への圧力を一定にすること。コントロールしやすいように両手でドリルを保持し、ゆっくりと一定の速度で円を描くように操作する。速い速度でトリガーを保持し続けると、フィニッシュを削り木部まで磨くことになってしまう。(要注意)