Guitars590’s blog

愚か者の力を馬鹿にしちゃあいけない。

Pedestal buffing
 固定されたバフィング・マシンを使い「ファクトリー・メイド」のような見栄えを得る最良の方法は、フランネルのバフ・パッドとバー・コンパウンドを使うことである。ギター全体にバフがけをする間に、何度もコンパウンドを付け足すことが期待できる。良い結果が出ないときにはいつでもホイールを止めて手で感じ取るだけでなく、よく観察してみよう。正しく働くために、バフがコンパウンドで一杯か、少なすぎているかに直ぐに気づくだろう。熟練したポリッシャーは12インチのバフを使い、ホィールスピードを1000rpm以下に保って、安全にバフがけを行う最良の機会を知っている。堅い木の木片などを使って常にホィールが温かい状態になるようにする。すると冷えたホィールで塗装に傷が付くのを防ぐことができる。
 マシンバフィングには避けなくてはならない2つの危険がある。1つはホィールが何かを引き込んでしまい、ホィールの動きに従ってあなたの方に飛んできて、あなたを傷つけることだ。もう1つはフィニッシュが熱で溶けて損なわれることだ。
 怪我を避けるために、透明のフェイス・シールドを着用するのは良い考えだ。少なくとも安全メガネだけでも着けるようにしよう。ホィールが動いていない時に近づき自分の立ち位置を確認しておこう。スピニング・バフの中にしみ込まないものがどの方向に飛ぶか、そしてスピニング・バフが捕らえたものが、もし飛ぶとしたらあなたの方に飛ぶか、床の方に飛ぶかを、あなたは気づくことになる。
 ギターをしっかりと、そして集中して持ちなさい。バフィングには、あなたが「あれ?」と思うような暇はない。軸の短い両軸バッファ(両方のホィールが接近している)では、一度に両方のホィールを見るようにすることが大事だ。もし、右側のホィールでボディーをバフィングしているなら、左側のホィールにネックやペグヘッドを触れさせてはいけない。決して、絶対に、弦を張った状態の楽器をバフがけしてはいけない。・・・特にペグヘッドからだらしなく垂れ下がった弦はまずいのだ。
 バフは(正対したときに)床に向かって回転する。メインとなる面からバフィングをスタートして、下側のエッジの方に向かってギターを動かすと良いだろう。エッジに到達したときが切り上げるときだ。こうすることで、あなたの楽器をバッファが引っ掴んで放り出すことを避けられるはずだ。どんな時でも、エッジにバフがけしてはいけない。エッジ部分が溶けてしまうからだ。メインの面にバフがけしたなら、エッジはエッジでさらに注意深くやることだ。
 マシンバフィングによる他の危険は、フィニッシュがポリッシングの熱で柔らかくなり、ギターの表面からすぐに引きずられてしまうことだ。これはエッジの部分で起こりやすい問題であり、比較的低温で柔らかくなり溶ける。新しいフィニッシュに特に起きやすい。ギターをマシンバフィングしたことのある者なら、少なくとも一度はフィニッシュを突き破ってバフがけをしたことがあるだろう。しかし、マシンバフィングの仕上がりのクオリティと時間をセーブすることは、危険性と軸付きバッファをマスターする時間をかけても、充分価値のあるものだと思うのだが?

Sanding Schedule Example(スケジュール表は省略)
サンディングとフィニッシュのスケジュールは仮想の楽器を例にしている;ソリッド・ボディのマホガニー材のギターでギブソンのSGのような透明なチェリー・レッドでフィニッシュされる。パワー・サンディングはハンド・サンディングより細かめの番手を使っている。これはパワーサンディング、特にランダム・オービタル・サンダーはサンディングの力がありすぎる理由による。