Guitars590’s blog

愚か者の力を馬鹿にしちゃあいけない。

おやすみ

朝6時30分に電話が鳴りました。今日のお仕事は中止とのこと。念のため窓を開けてみると赤城山の裾野に霧が流れています。空も明るくなっている感じで「こりゃあできるのになぁ。」というのが素直な感想。しかし、休みは貴重です。もう一度寝直すと、あらら11時でございます。まずいなぁ。ま、いっか。ゆっくり寝るのも大切です。午後は家内が出かけます。その隙にネックにカンナ台でカンナをかけてみました。こりゃあ面白い。これが素直な感想です。恐怖心があるのはトリマの時と同じ。でも、恐怖心がなければ道具は安全に使いこなせない、というのが私の持論。恐怖心が作業に慎重さと丁寧さを付け加えてくれます。あっという間に作業完成。カーボン紙とノコヤスリの作業は何だったのか?と言う位に早い。必携の道具ですなぁ。
昨日の日記に反響があったので(といっても3件だけれど)続きを。彼が通ったのは「木工専門の高技専」ですね。楽器作りの副業に家具を作ってます。(この辺ゼマイティスと同じですね。ゼマイティスは家具職人としてスタートしギター製作に移行していきます)彼の奥さんは働いてません。母屋(彼には工房があります。数百万で立てたそうで、母屋に面して立っています)で彼のためにおやつを作ったり(葛切りですわ、葛切り。流石奈良です)、ギターの表板と側板の合わせ目に貼り付ける三角形の切り込みの沢山入ったヤツにヤスリをかけたりして、手伝っています。彼が作ったのはクラシックとアコギ(多分1本)の全部で10本だそうです。そのウチの1本は何かの賞を貰っているそうです。奥さんは「毎月の通帳にお金が入ってこないのが、最初は不思議だった。」と言うようなことを言って笑わせてくれます。思うに、彼のところは名家だったのではないかなぁ。家の造りも悪くはないし。恐らく両親が生きていて農家かなんかやっているのだと思います。そんな感じが彼の家の周りの風景から伝わってきました。「彼は、仕事止めてギター作っているんだって。10本作って売れたのは3本だってさ。奥さん働いてないみたいだし。」といったらウチの奥さんは「でも、きっと頼りになる旦那さんなんじゃない?」はいはい、どーせ頼りになりませんよ。わたしゃ。という会話の後に正確には「退職したら小遣い稼ぎが出来るように、今からギター作りの練習してるんだ。エフェクタも小遣い稼げるんじゃないかと思ってさ。そのうちアンプもね、作ろうかなぁ。なんてね。」という私の台詞が入ります。昨日の台詞は正確じゃなかったですね。で、家内は相手にしてられん、という顔をして台所に立ったのでありました。