Guitars590’s blog

愚か者の力を馬鹿にしちゃあいけない。

Twin reverb初号機真空管交換

今日は風もなく良い天気。
天気に誘われ、初号機の真空管交換を決行する。
これは、市価よりもかなり安く手に入れたアンプである。
ゼロ号機(シャーシのみ)用に購入しておいた真空管を初号機に入れてみる。
これで上手く鳴れば、本当にやすい買い物である。
しかし、これは「鳴る」という予感はあった。
売り主がパワー管が光らない、ということで売りに出してあったからだ。
なんとなく真空管の交換で上手く鳴るのではないか?という勘である。
まず掃除をしながら真空管を外す。
すると一番外側の真空管を外そうとしたとき、管が割れた。
軍手をして作業していたので、怪我をしないですんだ。

管を外してびっくり!パワー管はすべてFenderの純正管だった。
もしかして、このアンプ一度も管を交換していなかったのか。
続いて、12AT7と12AX7の番である。
こちらの管もすべてフェンダーマーク入り。ピンぼけだが。

意外に簡単に管を交換できた。

試奏してみるとFenderの音である。当たり前と言えば当たり前だが。
新しい真空管は6L6GCと12AT7がエレハモ(安い!)。
12AX7がSovtekである。もう、これで充分である。
あまり大きな音は出せなかったが、しっかりと音は出ている。
ただ、トレモロチャンネルのチェックはまだである。今後のお楽しみ。
さて、そうなるとこのアンプの素性が知りたくなる。

シャーシに打ってあるナンバーである。
これからすると、やはり1973年型である。
山野楽器のプレートもある。

また、マスターVOLがプッシュプルである。


そうすると、シャーシのみのゼロ号機と同じ年式であるが、
初号機の方が後に制作されているわけである。
ゼロ号機はマスターVOLが普通のVRである。
面白いぞ、Fender
最後にスピーカのナンバーである。これは左右とも同じナンバーのようである。

このナンバーを見ると、さらに謎が深まるのである。
2857637という部分に注目して欲しい。
285はメーカーコードでRola製を表す。
次の76は製造年を表す。と言うことは76年生という事に!最後の37は週である。
このスピーカから解ることは、1976年の秋に製造されたと言うことになる。
ああ、不思議?